「来たら大変なことに」/オスプレイ反対宮古大会
市民、飛来に強い警戒感
オスプレイ配備反対宮古地区大会が開かれた9日、会場のカママ嶺公園多目的広場に集まった市民からは、同機の米軍普天間飛行場の配備が決定した場合、宮古空港、下地島空港に飛来することは間違いないとの強い警戒の声が多く聞かれた。
市平良東仲宗根に住む西平シヅさん(79)は「孫が宜野湾市で生活しており、騒音のひどいことはよく知っている。墜落の危険があるヘリを必ず置かなければならないという理由が分からない。いつも孫の家族を心配している」と話した。
また、市内西里に住む会社員の男性(38)は「普天間に来たら大変なことになる。これまで米軍機が宮古空港、下地島空港に飛来したことは何回もある。宮古島が危険にさらされるのは火を見るより明らか」と警戒心をあらわにした。
写真指導を受けるため大会会場を訪れた浜川楓さん(伊良部高2年)は「基地のない伊良部に軍用機が飛んでくるかも知れない。とても心配している」と、池間和奏さん(同3年)は「下地島には絶対来てほしくない。たくさんの人が反対する理由がよく分かった」と、前里りなさん(同2年)は「事故が起こる危険性のあるオスプレイは、絶対、沖縄にも宮古にも置いてはいけない」とそれぞれに配備に反対する声を上げた。