MTV野外音楽フェス 来年3月 宮古で開催
市後援、一括交付金2373万円計上
音楽専門チャンネル「MTV」を日本で運営するMTV Networks Japan(東京)は12日、ヨーロッパで人気を博している野外音楽フェスティバル「Isle of MTV(アイル・オブ・エムティーヴィー)」を来年3月23日に宮古島で開催すると発表した。同日、関係者らが市役所平良庁舎に長濱政治副市長を訪ね、開催決定を報告。長濱副市長は市が後援することを承認する文書を交付した。
同フェスティバルはMTVヨーロッパが2002年からヨーロッパ各地の観光地で開催していて、その模様は世界各国で放送されている。ヨーロッパ以外で開催されるのは宮古島が初となる。出演アーティストやチケット販売などの詳細はイベント公式サイト(www.mtvjapan.com/iomm/)で後日、発表される。
平良庁舎を訪れたのは、MTV Networks Japanの牧野晃典広告営業本部長、オール・アクセス・トゥデイ・ジャパンの畠山祐聖社長、HumentWork,sの大津将社長ら「Isle of MTV Miyakojima」を主催する会社の代表ら。大津社長は、開催地として南西楽園宮古島リゾート敷地内、トゥリバー、下崎埠頭を候補に考えていること、来場者数は7500人を想定していることなどを説明。牧野本部長は「目的は島の活性化。島の大型一大イベントとして宮古島とともに取り組み、盛り上げていきたい」との思いを述べた。
市では同フェスティバルの宮古島開催に向け、一括交付金を活用した事業で補助金2373万円を計上している。長濱副市長は「一括交付金で予算は確保できた。何か市で手伝えることがあれば言ってほしい。できるだけのことはしたい」との考えを示すとともに、市が同フェスティバルの後援団体となることを了承する後援承認書を牧野本部長に手渡した。