水ビジネスで協力/JICA・市
市、サモアと友好交流樹立へ
国際協力機構(JICA)の堂道秀明副理事長ら6人が14日、市平良庁舎に下地敏彦市長を表敬、宮古島のサモア水パッケージ協力や今後の水ビジネスについて、JICAも宮古島のパートナーとしてプロジェクトに参加することなどについて意見交換をした。
堂道氏は「宮古島市がこれまで培ってきた上水道に関する経験や技術を、市長が先頭に立ってサモアと水パッケージ協力を推進していることは素晴らしい」と述べ「サモアに止まらず他国に広げたいと考えている」と話した。
下地市長は「まず友好関係を結ぶなどして、サモアとは人的な交流関係をしっかりしておく必要がある」との考えを示した。
堂道氏はJICAは相手国の要望だけではなく、日本の中小企業が海外に進出できるような支援を進めていることを挙げ「日本の水道の先端技術は国によっては、コスト面などで負担が大きすぎる場合がある。地勢や気候環境が類似した国や地域には、宮古島の緩速ろ過などのモデルを示すことは意味がある」と述べた。
JICAは芳賀勝彦国内事業部次長、玉林洋介民間連携室参事役、小幡俊弘沖縄センター所長、四本恵一同市民参加協力調整員、長縄真吾理事長室秘書官が同席した。