地域の方言大切に/西城小で「スマフツ集会」
西城小学校(久貝勝宣校長)で18日、「しまくとぅばの日」にちなみ「しまくとぅば(スマフツ)」集会があり、同小PTAの吉濱猛会長が方言の指導をした。
参加したのは同小と幼稚園の児童合わせて123人。吉濱さんが体の部位を方言で説明したり「内地では仲が悪いことを『犬猿の仲』というが、宮古では犬と猫の仲に例えることなどを話したりした。
垣花海斗君(6年)は「方言は難しい。方言の勉強を始めるかはこれから考える」と話した。
集会の最後に司会が「きょう話した方言が分からなかった人」と児童に問うと、ほとんどの児童が「分からなかった」と手を挙げた。 久貝校長は「城辺スマフツ辞典が各家にあると思う。たまにページを開いて見てほしい。発音が分からなければ家の人に聞いて、方言に触れてほしい」と生徒たちに方言に積極的に触れるよう促した。
同集会は地域で世代を超えて受け継がれてきた「スマフツ(しまくとぅば)に対する理解と関心を深め、継承するためにはどのようなことを心掛ければよいかを考える機会にすることが狙い。
県では2006年に9月18日を「しまくとぅばの日」とする条例を定めている。