与野党39人座り込み/県議会
オスプレイ強行配備反対で
【那覇支社】米垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの米軍普天間飛行場への強行配備をめぐり県議会(喜納昌春議長)の39議員は28日午前、議会棟正面玄関で、同機の県内配備に反対する座り込み行動を展開した。宮古島市区選出の奥平一夫氏(県民ネット)、座喜味一幸氏(自民)も参加した。超党派による県議会の座り込み行動はオスプレイの沖縄配備に断固反対する県議会総意の明確な意思を日米両政府に態度表明した。
9月定例会開会中の県議会は28日午前10時から本会議一般質問(初日)を行ったが、座り込み行動は本会議が開会する前の午前9時から約40分過ぎまで行った。
同行動展開は27日の本会議終了後に開いた会派代表者会議で野党会派から提案があり、全会派と無所属議員全員が一致して行動をともにすることを決めた。
座り込み行動を前に喜納議長は「戦後最大の規模で(9月2日の)県民大会は成功した。お互いの結束を高く評価したい。これからも不退転の気持ちで阻止撤回に向けて頑張ろう」とあいさつした。
奥平氏は会派を代表してあいさつし、「沖縄の空のどこにもオスプレイを飛ばさないのが県民の一致した思い。与野党の垣根を越えて行動したことが県民大会への大動員にもなった。今後とも県議会が率先して戦い抜いていこう」と呼び掛けた。
座喜味氏は「われわれ自民党内にも、いろいろな考えはあるが、県民の生命財産を守るため、危険なオスプレイを普天間に配備するなという県民総意の意思表示を貫くため参加を決めた」と述べ、参加の意義を強調した。
座り込み行動は前田政明氏(共産)の掛け声でガンバロウ三唱を行い締めくくった。