海、空の便全便欠航/宮古空港発着
2300人の足に影響
大型で非常に強い台風17号の影響で宮古島発着の海の便、空の便は29日、全便欠航した。
宮古発着の空の便は日本トランスオーシャン航空(JTA)が20便、琉球エアーコミューター(RAC)が12便、全日本空輸(ANA)が10便、スカイマーク(SKY)の6便が欠航し、約2300人の足が乱れた。
台風の影響に伴う停電で宮古空港ターミナルビルは朝方閉鎖されていたが、昼前から非常電源で、必要最小限の照明と機器に電気を供給。航空各社の職員は欠航した便から予約を変更する利用客の対応に追われた。
空席待ちカウンター前ロビーには、整理券の発行手続きをする利用客で長い列ができ、携帯電話で家族や仕事先に連絡する光景が多く見られた。
千葉県から友人と観光に来ていた20代の男性は「きょうの羽田行きの直行便を予約していたが欠航になってしまった。仕事があるので何とか30日中に戻りたい。初めて宮古島に来たが、悪天候でゆっくり楽しめなかったので、また来ます」と話し、手続きの順番を待っていた。
JTAは29日の午後8時台に宮古発那覇行きの臨時便2便を運航し、利用客の一部に対応した。
一方、海の便は宮古フェリーと、はやて海運の高速船とカーフェリー全便、大神海運のスマヌかりゆす全便、宮古島-多良間島間を運航するフェリーたらまゆう往復2便全便が欠航した。