當間桂子さん最優秀/交通安全意見発表
高齢者が安全運転訴え
第4回交通安全意見発表大会(主催・市老人クラブ連合会、宮古島署、宮古島地区交通安全協会)が1日、平良老人福祉センターで開かれた。6人の高齢者が登壇し、交通安全に対する意識の向上を促すとともに、高齢者の交通事故防止を自身の体験などから訴えた。審査の結果、最優秀賞には「私の考える安全運転」と題し発表した當間桂子さん(平良)が選ばれた。
発表で當間さんは、親戚が交通事故を起こし多額の賠償金と通院を余儀なくされたことで、安全運転と交通ルールの大切さを痛感した。
その上で當間さんは、高齢者の交通安全の意識を高めるには周囲の人たちが絶えず話し掛けながら自覚させ、温かく支えていくことが最良な方法だと訴え。自身も簡単な計算や音読、間違い探しなどの「脳トレ」を実践し、危険を察知する脳の働きを高めていることを紹介した。
當間さんは安全運転をするためには、時間と心に余裕を持つことが大切だと強調し「これからも自分の行動に責任を持ち、事故のない美ぎ島ミャーク(宮古)づくりに頑張っていきたい」と決意を示した。
當間さんは表彰式後「交通安全意識の高揚や事故防止を図るには高齢者自身の自覚も大事だが、地域の人や家族など周囲の支えも必要ということを訴えたかった」と話した。
審査委員長の砂川京子さんは「6人の発表を通して、自分の生活の中で、どのようにして交通安全思想を心掛けているのかが伝わってきた」と講評した。
最後は、交通安全支部の代表らが「飲酒運転根絶宣言」を行い気持ちを一つにした。
優秀賞は次の皆さん。
大村徳家(マンカバリサロン)▽平良ヨシ子(西原みどり会)▽川満廣俊(下地支部)▽下地ヨシ子(平良支部結の会)▽下里榮作(友利老人クラブ)