教育・文化
2012年10月2日(火)9:00
西の勝利で大漁約束/平良狩俣
伝統の十五夜大綱引き
旧暦8月15日に当たる9月30日、平良狩俣では恒例の「十五夜大綱引き」が狩俣小学校前で行われた。
台風一過で夜空の満月が地域を照らす中、地域住民らが東西に分かれて、力を合わせて大綱を引いた。
5回戦の結果、西軍が3勝2敗で勝利し、この先1年間の大漁が約束された。
大綱引きは、100年以上の歴史があるといわれている。県道230号の狩俣小前を通行止めにして実施した。
参加者らは「よいしょ、よいしょ」と力いっぱい綱を引き、勝敗が決まるたびに大きな歓声が響いた。また綱引きの合間には、みこしを担ぎ、空に向かって投げ上げて喜びを爆発させた。
そのほか、菓子の大盤振る舞いも行われ、3万円分の菓子が夜空に舞った。
大綱引きの前には、ちびっこらんどや狩俣子ども会によるエイサーなどの踊りのほか川満七重さんらの民謡演奏も行われ、住民たちは月明かりの下で楽しいひとときを過ごした。