地下配線の供用開始/城辺線電線地中化
来週以降に電柱撤去
沖縄電力は県道平良城辺線電線地中化事業のJAおきなわ宮古地区本部前から大和電工前の区間(片側0・92㌔、両側計1・84㌔)で、地下配線の供用を開始した。電柱撤去は来週以降を予定している。NTTと宮古テレビは電力より先行し、2009年9月に回線を地中化した。
平良城辺線の電線地中化事業は、2003年9月の台風14号(マエミー)の際に、宮古で882本の電柱が損壊し、2万2600戸で停電する被害が出たのを機に、住民から強い要望があり05年度にスタートした。
電線地中化事業は、台風被害の軽減に加え①安全で快適な歩行空間確保②都市景観の向上③情報通信ネットワークの信頼性向上-なども目的とする。
城辺線で計画されている電線地中化の計画延長は片側2・75㌔、両側計5・5㌔。同区間について県は管路設置を、昨年7月までに完了した。
沖縄電力のJA前~大和電工前までの工事は、9月24日に終了し、信号や街灯を含めて件に、地下を通る電線から電気を送っている。
残る大和電工前~宮古第三給油所間は、今年度中に工事を始め13年度に完了。第三給油所からサンエー東側交差点間は13年度末の終了を予定している。
電線が撤去されている電柱は、JA前から市街地に向かって右側が電力所有、左側がNTT所有。NTTも早期の撤去を検討している。
県が行う電線地中化事業で電柱の撤去は市場通り片側0・37㌔(両側計0・74㌔)、マクラム通りの平良港交差点から北給油所までの0・6㌔(同1・2㌔)、下里東通り同0・37㌔(同0・74㌔)で終了している。
現在は、トゥリバー入り口交差点から平良港交差点まで国道390号の工事を実施している。計画延長は片側1・4㌔(両側計2・8㌔)。