県高校野球 宮高、あす準決勝 宜野座戦
藤井監督 「九州の切符取る」/「優勝につなげる」 下地主将
県高校野球秋季大会は6日、北谷球場で準決勝が行われる。2年ぶりに4強入りを果たした宮高は第1試合(午前9時開始予定)で宜野座と対戦。決勝進出と九州大会への出場を懸ける。藤井智監督は「宮古の皆さんの気持ちを力にし、九州大会の切符を取りたい」、下地佳貴主将は「優勝まであと二つ。目の前の試合を全力で戦い、優勝につなげたい」とそれぞれ意気込みを語った。選手たちは5日夕、出発する。
準決勝の相手、宜野座とは新チームになってからは初の対戦。藤井監督は「相手チームには緩急を付けた投球を見せる左投手がいるが、センターから右に打ち返すことを意識した打撃を徹底したい」と話した。
宮高は、最初の与勝戦を延長で制すと、3回戦では前回優勝の糸満を6-1で破り波に乗った。準々決勝では投打ががっちりとかみ合い嘉手納を7-0で完封。好機を逃さない打撃力と、山里弘一、久貝拓夢両投手の制球力が光った。
3回戦で途中出場した池田凜のラッキーボーイ的な活躍など、「チーム内での競争意識が良い結果をもたらしている」と藤井監督。台風による順延も気分転換につながった。
試合予想について藤井監督は「投手戦になると思うが、先取点を取り流れを引き寄せたい。得意のバントで得点圏に走者を進め、チャンスで1本が出れば」と話した。
JTAが応援臨時便を運航させるなど甲子園出場への期待が高まるが、藤井監督は「野球は何が起こるか分からない。チームの調子も試合当日にならないと分からないので、いろいろな手を打ちたい」と気を引き締めた。
下地主将は「チームは準決勝に臨むということで気合いが入っている。(宜野座とは)力の差はないと思う。声を出し合ってしっかりと勝ちたい」と抱負を語った。