金メダル持ち帰って/全国障害者スポーツ大会
関係者ら選手を壮行/宮古から5人出場、岐阜で開催
「全国大会を制し、(2016年の)リオデジャネイロ・パラリンピック出場も果たしてほしい」-。9日夜、福祉関係者らが集い、第12回全国障害者スポーツ大会(13~15日、岐阜県)の砲丸投に県代表で出場する池原安栄さん(31)=平良=に、そんなエールを送った。みやこ学園でも10日、ボウリング競技個人の部県代表の平安山寿明さん(33)と福里純也さん(21)の壮行会を開き「上位入賞を」と激励した。岐阜大会には、宮古特別支援学校の砂川良太君(高等部3年)と岸本恵斗君(同2年)の
2人(3日付紙面で紹介)を合わせ、宮古から5人出場する。
池原さんの壮行会(主催・宮古身体障害者連合会)は、市内のレストランで開かれた。
池間太郎宮身連会長は、ロンドン五輪で南アフリカの両足義足の選手が陸上400㍍を健常者と競った姿に、人の身体能力の無限性を感じたと強調。池原さんにも、「無限の力を発揮して、金メダルを持ち帰ってほしい」と期待込めた。
池原さんは「皆さんの期待に応えるよう、ぜひ優勝したい」と決意を述べた。
池原さんは、身長185㌢と恵まれた体格。宮古大会の自己ベストは10㍍20㌢だが、今年は練習で10㍍70㌢投げており、優勝を狙える位置に付けている。
平安山さんと福里さんは、みやこ学園の利用者。壮行会には、大勢の利用者や職員らが参加した。
瀬名波正敏課長は「緊張せずに日ごろの力を発揮し、思い出に残るいい大会にしてください」と激励。職員の小禄和則さんは「力を精いっぱい出して優勝を」と檄を飛ばした。
平安山さんは「練習の成果を発揮して頑張る」と、福里さんは「ストライクを多く出して、賞状を持ち帰りたい」と、それぞれ抱負を語った。
2人は職員の知念聡さんの指導を受け、力がめきめき上達。1ゲームで140~150点は取るようになったという。