社会・全般
2012年10月11日(木)9:00
樹齢140年のガジュマル復活/台風17号で倒壊
平良の立津さん宅
先月末、宮古島を暴風域に巻き込んだ台風17号の激しい暴風により、市平良下里にあった樹齢約140年のガジュマルの巨木が倒壊。木が大き過ぎ、元に戻すことは困難かと思われたが、歴史ある巨木を残したいとの思いから、市職員が大幅な剪定を行うことで、倒れた幹を起こすことに成功した。
このガジュマルは、立津佳子さん宅の敷地内に植えられているもので、樹齢はおよそ140年、樹高は10㍍ほどだっ
たとみられる。台風17号が通過した9月29日、立津さんが倒壊し道をふさいでいるガジュマルを発見。市みどり推進課に連絡した。
同課によると、現場を見た時には復元は難しいと考えたが、市にとっても大切な木と考え、木の上部と枝を剪定し、起こすことが可能な大きさにして復元させることを決め、10月4日に作業を行った。
立津さんは「せっかく140年も生きてきた木。どうにか残してほしいと思っていた。また新しく枝が生えてくるのを楽しみにしている」と語った。