11/25
2024
Mon
旧暦:10月25日 仏滅 癸 
産業・経済
2012年10月14日(日)9:00

防除へ実証試験開始/キビの害虫イネヨトウ

フェロモンチューブ畑に設置


フェロモンチューブを設置する地域住民ら=12日、城辺比嘉

フェロモンチューブを設置する地域住民ら=12日、城辺比嘉

 サトウキビの茎を食い荒らすイネヨトウ被害などを受け、県農業研究センター宮古島支所は12日、平良福山と城辺比嘉で防除実証試験を開始した。雌のフェロモンを発する特殊なチューブを畑に設置。この物質で雄の成虫を引き付け、交尾をかく乱する方法で防除法の確立を目指す。実証試験対象面積は福山20㌶、比嘉20㌶の計40㌶。


 今回設置したフェロモンチューブは、イネヨトウ用とカンシャシンクイハマキ用の2種類。設置作業には同センターをはじめ市や製糖工場の職員、福山と比嘉の地域住民も参加した。

 作業を前に同センターの新垣則雄支所長は「昨年から今年にかけて沖縄だけでなく鹿児島でもイネヨトウ被害が発生している。今回の防除法は与那国で効果が実証されている。宮古でも防除効果を実証したい」などと述べ、参加者に理解と協力を求めた。

 作業は福山班と比嘉班に分かれて行われた。参加者は対象の畑を取り囲むようにチューブを設置。丁寧な作業で地上40~50㌢の高さにフェロモンチューブを取り付けて回った。

 同センターは今後、対象の畑周辺に設置されているトラップにかかる成虫の個体数などによって防除効果を確認していく。そのデータを基に、より効果的な防除法の確立を目指す。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!