11/25
2024
Mon
旧暦:10月25日 仏滅 癸 
社会・全般
2012年10月14日(日)9:00

「牛の繁殖経営が夢」

村吉さん実習に励む/県立農大


牛に草を給餌する村吉さん=13日、上野新里の渡真利さんの牛舎

牛に草を給餌する村吉さん=13日、上野新里の渡真利さんの牛舎

 県立農業大学校の2年生2人が、宮古の先進農家で実習に励んでいる。期間は10月1日から、11月上旬まで。上野新里の指導農業士・渡真利弓子さん宅で研修する村吉星来さん=平良西里出身=は「渡真利さんを見習って、将来は肉用牛を経営したい」と夢を描く。


 県立農業大学校の派遣実習は、先進農家の経営研修や、農家生活体験などを狙いに実施している。

 祖父の村吉栄さん=下地高千穂=が牛を飼っている関係で、幼いころから牛に興味を持ち高校、大学校と肉用牛専門コースを選択した。

 「牛飼いの仕事は、しっかりと育てたら、その分が形(体重など)になって表れるの魅力」と話す。

 渡真利さんの経営は、母牛20頭規模。早朝から弓子さん、伊良部都さん親子と3人で作業をこなす。村吉さんは牛舎の掃除や牛の状態の観察などが日課。「牛舎にいると、食欲がないとかちょっとした健康状態の変化でも把握できる。渡真利さんは豊富な知識があり、細かいところまで実践的に教えてもらっている」と感謝する。

 渡真利さんは女手一つで牛を飼い、子ども3人を育てた女傑。「男性と女性では、牛に対する視点や愛情の注ぎ方が違う。牛はわが子のように育てなければならないので、繁殖経営は女性に向く。勉強を頑張って、夢を実現してください」と激励する。

 宮古では村吉さんのほかに當間夕香さん=読谷村出身=が西原利彰・昌枝夫妻のもとで、ゴーヤーの栽培を研修している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!