琉大工学部に合格/宮工高・長濱誠君
宮古工業高校電気情報科3年の長濱誠君がこのほど、琉球大学工学部電気電子工学科に、面接やプレゼンテーションなどで選抜するAO入試で合格した。同校からの琉球大学合格は3年ぶり。長濱君らは16日、同校で会見を開き、合格の喜びを語った。
高校ではエコデン部に所属してきた長濱君。数学、物理の口頭試問と面接の一次選考突破後の二次選考では、ソーラーカーに用いた技術を生かし、「自然エネルギーと高効率エネルギー変換のコンバインド(複合)サイクル」をテーマにプレゼンを行い、合格した。
長濱君は「夏休みに毎日、勉強してきたので合格できてほっとした。エコデン部で取り組んできたことが役に立った」と語った。また、将来の目標を「宮工電気情報科の教師」とし、その理由を「受験の時、先生に助けてもらって先生はすごいと思ったので、自分もなりたいと思った」と述べた。
多良間勉校長は「合格は努力の結果。学校としても喜んでいる」。担任の辻貴史教諭は「本人の合格したい気持ちが強かったから頑張れたのだと思う」と長濱君をたたえた。長濱君には多良間校長から合格を祝し図書券が贈られた。
AO入試 アドミッション・オフィス(入学管理局)入試の略称。大学の求める学生像に照らして志願者の合否を判断する入試方法。志願理由書や面接、レポートなどで選抜する。