「のぼり」がエコバッグに
ロックフェス実行委と宮工が共同作成
6月に開催されたミヤコアイランドロックフェスティバルの「広告協賛のぼり」を再利用したエコバッグ作りが宮古工業高校生活情報科服飾デザインコースの2年生を中心に行われている。
このエコバッグ作りは、同ロックフェスと同校の共同プロジェクトとして9月中旬ごろからスタート。同コースの2年生8人を中心に作業を行い、今月18日までに71個のエコバッグを完成させた。今週中に100個の完成を目指してい
る。
完成したエコバッグは20、21日に荷川取漁港内で開催される「宮古島エコフェスタ2012」で無料配布する予定。
エコバッグ作りの指導に当たる下地ひろみ教諭は「はじめのころは一つ作るのに30分以上かかっていたが今では20分程度でできるようになった。このエコバッグが多くの人に活用されることを願っている」と話した。
服飾デザインコース2年の塩川万貴さんは「縫うまでの準備が大変だがみんなで作業を分けてスムーズに作業は進んでいる。このエコバッグをみんなが使ってくれるとうれしい。今回の活動で身の周りのものでも再利用できないか考えるようになった」と語った。
ロックフェスの協賛のぼりは会場周辺などに毎年200本以上の立てられていたが、イベント終了後は大半が廃棄されていた。
今回のエコバッグへの再利用は、無駄なごみを減らすとともに、多くの人に活用してもらうことで使い捨てだった広告が持続性のある広告へと進化するとしている。