無給油での試験走行/リアルハイブリット車
ギネス挑戦に向けデータ収集
ガソリンエンジンと電気モーターの二つの動力を持つハイブリッド車を、LPガス主燃料車に改造した「リアルハイブリッド車」の試験走行出発式が19日、宮古ガスで行われた。
今回の試験走行は、今後同車で予定している無給油走行ギネス記録に挑戦するためのデータ収集が目的。
今回実施した8時間の走行結果については20、21日に平良の荷川取漁港緑地特設エリアで開催される「宮古島エコフェスタ2012」で報告されるほか、会場には同車を紹介するブースも設けられる。
この「リアルハイブリット車」は、トヨタのプリウスに改造キットを取り付けた車で、岩手県花巻市の「マイカープラザ」が開発し、宮古ではバイオディーゼル製造販売や電気自動車販売などを手掛けるエコ・ピット(下地康子社長)が取り扱っている。
下地社長は「きょうは涼しいのでエアコンも使用しないし、日中の実施なのでライトも使用しない。試験走行にぴったりの条件が整った。今後のギネス挑戦に向けて良い結果が得られると期待している」と述べた。
宮古では、まるちくタクシーがタクシー車両として2台、営業車として1台の計3台を導入している。
同車に関する問い合わせはエコ・ピットの下地社長(電話090・3796・5670)まで。