福祉充実へ宣言採択/多良間村社協法人化20周年
【多良間】多良間村社会福祉協議会の法人化20周年記念福祉大会が20日、村中央公民館で開催された。「誰もが住み慣れた地域で楽しく生活することができるよう、より一層取り組む」と決意する大会宣言を採択。長年、社会福祉発展に尽くした6個人、7団体を表彰した。
多良間村社会福祉協議会は1992年8月に、県知事より認可を受け、法人組織として活動を開始し、今年で20周年の節目を迎えた。95年には介護、居住機能と地域住民との交流機能を併せ持つ施設として高齢者生活福祉センターが完成し、社協は同施設を拠点に高齢者の健康づくりと生活支援をしている。
あいさつで友利哲市村社会福祉協議会長は「高齢者人口の増加や核家族化など老人福祉を取り巻く厳しい環境の中、思いやりのある心で社会全体の問題として福祉を考え、行動していくことが求められている」と指摘。その上で、地地域を挙げた福祉活動による住み良い多良間村の実現に決意を新たにした。
下地昌明村長は「設立以来、子どもたちから、高齢者、障害のある方など、誰もが安心して生き生きと暮らせる村づくりを目指し、福祉活動の充実に取り組んでいる関係各位に感謝する」と祝辞を述べた。
大会スローガンは「地域でつくる思いやりの心・明日へ」。同大会は、社会福祉の動向について共通理解を深め、今後の社協の進展に役立てる目的で開催した。
表彰された個人と団体は次の通り。(敬称略)
【大会長表彰(多年にわたり社協理事として尽力)】垣花實▽多良間恵公▽津嘉山次生▽垣花昇一
【特別功労・団体(多年にわたり社協に多額の浄財を寄贈)】歳末チャリティーグラウンドゴルフ実行委員会▽素潜り愛好会▽多良間村青年団協議会
【特別功労・団体(多年にわたるデイサービスでの世代間交流)】多良間保育所▽多良間幼稚園▽多良間小学校▽多良間中学校
【社会福祉事業永年勤続功労者】長崎正幸▽羽地優子