秋の宮古路を駆ける/エコアイランド宮古島マラソン
海沿いコースに941人/フルは末松、ハーフ澤V
第3回エコアイランド宮古島マラソン(主催・宮古島市など)が21日、市陸上競技場を発着点にフル42・195㌔、ハーフ21・0975㌔のコースで行われた。2部門合わせて計941人が秋の宮古路を満喫しながら完走と自己記録の更新を目指した。フル総合の部は名護市の末松隆二が2時間42分13秒で初優勝、同女子の部は佐賀県の中村和子が3時間12分24秒で制した。ハーフ総合は地元宮古島市の澤健三郎、同女子の部は東京都の杉山幸子が優勝した。全体の完走率は93・73%だった。
今大会は出場選手の要望を受けてコースが大幅に変更された。選手は競技場を出て荷川取、パイナガマビーチ、下地、来間大橋などを通る海沿いのコースを駆け抜けた。
426人が出場したフルの部は、末松、宮古島市の諸井勇人、同市出身で浦添市在住の與那嶺恭兵が序盤から争った。末松は38㌔付近でトップに立ち、そのまま逃げ切った。
女子の部は中村が圧勝。スタート直後から抜け出すと、そのまま男子選手と競い合いながら初優勝のゴールに飛び込んだ。
ハーフの部には515人が出場した。総合の部は澤が中盤から一人旅を続けてゴール。同女子の部で優勝した杉山も他の選手を寄せ付けずに独走した。
そのほかの市民ランナーも快走。日ごろの練習の成果を発揮しながらマイペースで距離を刻み、海岸沿いを走る新しいコースの自然を満喫しながら自己記録の更新を目指した。
大会ではボランティアも活躍した。各エイドステーションでは選手の水分補給をサポートしながら大きな声援を送り、完走を目指す選手の背中を後押しした。
レース後のふれあいパーティー・表彰式では、出場選手が互いの健闘をたたえ合いながら交流を深めた。