自転車競技協が発足
「拡大」「育成」柱に/初代会長に下地盛雄さん
自転車競技の技術向上やジュニア育成などを目的に宮古島自転車競技協会が31日、発足した。競技人口の拡大を目指すとともに、同競技に関する宮古地区での諸活動を展開していく。県自転車競技連盟(県体育協会)に加盟し、県内外で行われる競技種目への参加を促進するなどスポーツとしての自転車競技推進団体として機能するほか、競技技術教室を開くなどの事業を展開する予定だ。同日夕、市内で設立総会が開かれ、初代会長に宮古総合実業高校校長の下地盛雄さんを選任した。
ツール・ド・宮古島や全日本トライアスロン宮古島大会などのロードレースが開催される宮古地区において、かねてより一元的に競技振興を図るための協会設立が求められていた。
すでに競技推進組織がある八重山地区では新城幸也選手など、ツール・ド・フランスやオリンピックなどの国際舞台で活躍する選手を輩出しており、宮古地区での選手養成にも期待が掛かっていた。
設立総会で初代会長に就任した下地さんは「自転車競技の推進だけでなく、選手の人材育成を通して競技の楽しさを広げ、スポーツアイランド宮古での自転車競技の確立を目指していきたい」と述べ、協会設立の意義を強調した。
同協会では①県自転車競技連盟との連携②県大会への代表選手選考と派遣③県会議への役員派遣④県大会開催および大会参加の奨励-などの主事業を行うほか、健康増進のための自転車教室開催やジュニアサイクルキャンプの開催など自転車競技普及促進などの幅広い事業を展開する予定だ。
同協会の役員体制は次の通り。(敬称略)
会長=下地盛雄▽副会長=君島拓郎、宮国昭夫、幸地和夫▽理事長=砂川貴▽副理事長=仲宗根浩司▽事務局長=嘉手川正之▽書記=諸見里綾乃▽会計=新里仁美