航海実習へ出港/宮総実2年生21人
東京や神戸など寄港
宮古総合実業高校(下地盛雄校長)海洋科学科の海洋技術類型と海洋機関類型の2年生21人が31日、22日間の航海実習へ出港した。港には実習生の保護者や友人、後輩らが多数駆け付け、航海の安全を願って見送った。
県立高校実習船「海邦丸五世」で行う今回の実習は31日に平良港を出発し、東京、神戸、那覇に寄港し、今月21日に平良港へ帰港する。乗船式で下地校長は「ぜひ頑張って、心も体も鍛えられて、元気な顔で帰ってきて」、金城勝船長は「一日も早く船での生活に慣れて、船のことを一つでも多く学んでほしい」と実習生たちを激励した。
実習生を代表して譜久村勝彦君が「初めての航海実習で期待と不安の気持ちで心がいっぱいだが、みんなと一緒に勉強をしながら、思い出を作りながら頑張っていきたい。帰ってきたころには体も心も一回りほど大きくなっていると思う」と抱負を語った。
わが子や友人を見送りに来た保護者や生徒たちは、カラフルな紙テープで実習生を送り出すとともに航海の安全を願った。乗船式の前には宮古島に残る同校海洋科学科の1、2年生が同校伝統の「スタンバイ」を披露。「ゴーヘイ、ゴーヘイ」の力強い掛け声で実習生を激励した。