希望業者が現場確認/太陽光発電整備事業
来間島で公募締め切り前に説明会
来間島の住宅や倉庫などの屋根に太陽光発電システムを設置する、市民連携型太陽光発電整備事業の公募に参加の意思を示している業者を対象とした説明会と現場確認が2日に行われた。参加者たちは築年数の長い建物を中心に屋根の状態などを確認した。
同事業で行うのは、100%再生可能エネルギー自活実証実験を行う来間島で、市民から提供を受けた住宅や倉庫などの屋根に太陽光発電システムを設置する工事の設計および各種手続きの委託業務と設備の設置工事。委託業務の予算は650万円が上限で、現在、事業者選定のための企画提案を公募している。
市役所平良庁舎で開かれた説明会では、市エコアイランド推進課の担当者が公募への参加意志を示している事業者に、事業概要や提案書の作成方法などを説明した。その後、来間島で行われた現場確認では、屋根を貸すことに承諾している約60件の建物のうち、築年数が長い建物を中心に屋根などの状態を見ながら、太陽光発電システムが設置可能か、設置するならどのようなパターンの工事が最適かなどについて検証した。
公募の締め切りは今月9日で、12~14日に審査を行い選定事業者を決定。設計図書、申請手続き書類の作成、市と住民との屋根貸借契約の締結を経て、12月11日ごろの着工を予定している。