県高校駅伝きょう号砲/男子23、女子14校で熱戦
開会式で健闘誓う/地元勢の活躍期待
きょう4日に行われる男子第60回、女子第30回県高校駅伝競走大会の開会式が3日午後、宮古島市総合体育館で行われ、出場する男子23校、女子14校の代表選手が健闘を誓い合った。地元宮古勢は、宮高男女、宮工男女、伊良部男女、宮総実男子が出場。宮高男女の優勝、上位入賞が期待される。女子は午前10時、男子は午後零時20分
号砲。各校が京都・都大路で開催される全国大会の切符を懸けて健脚を競う。県大会が宮古島市で開催されるのは2001年以来11年ぶり。
開会式で県高体連の渡嘉敷通之会長(代読)は「持てる力を存分に発揮し、悔いの残らない大会にしてほしい」と激励した。下地敏彦市長(代読)は「自分の力を出し切り、チームの記録更新、優勝の栄冠、さらには憧れの都大路を目指して1本のたすきをつないでほしい」と述べた。
宮古地区高体連の多良間勉会長は「沿道で応援してくれる宮古島の皆さんに駅伝の素晴らしさを伝えてほしい。感動あるレースを期待する」とあいさつ。宮古工業高校生徒会の兼島尚吾会長は「たすきに込めた心の通う感動的な大会になることを願っている」と出場選手を激励した。
この後、前回男子、女子の各部を制したコザ高校の加藤涼介君と池原さやかさんが選手宣誓。「豊かな自然に囲まれた宮古島の駅伝コースで、京都で開催される全国高校駅伝への出場を懸け、ここまで支えてくれた家族、先生、チームメートに感謝し、多くの感動を与えられるよう精一杯走り抜くことを誓います」と全選手を代表して決意した。
開会式終了後、選手たちは競技場などで最終調整を行い、本番に備えた。優勝候補に挙げられる宮高男子の瑞慶覧伸哉君は「個人の成績よりも、チームで優勝したい。そのために宮古高校に入学した。優勝してみんなと京都・都大路に行きたい」と話し、本番に向けて気を引き締めた。
4日の競技は全日本トライアスロン宮古島大会のラン種目で使用されているコースで行われる。女子は競技場を出発して市街地を抜けた後、県道78号の宮古農村青少年教育センター(旧農業改良普及センター)前を折り返す。男子は市街地を抜けて県道78号、国道390号を通って城辺保良集落の入り口付近でターンして競技場を目指す。
競技中は、選手が通過する時間帯に合わせて交通規制が敷かれる。1位の選手が通過してから最後尾の選手が通過するまで片側1車線は通行できない。