黒糖でサタパンビン/砂川中で消費拡大キャンペーン
島の伝統的な味に舌鼓/県農水産振興センター主催
やっぱり、島の味はサイコー-。県農林水産部宮古農林水産振興センターによる宮古地区黒糖消費拡大キャンペーンとして3日、砂川中学校で黒糖を活用した甘味作りや宮古の製糖史のレクチャーなどが行われた。生徒と保護者、教諭らが30㌔の黒糖を使ったサタパンビン、くずもち、ぜんざい作りに挑戦。100人分を完成させ、同日に同校で行われた親子柔道・ソフトバレー大会の中で振る舞われた。
宮古島を代表する農産物の黒糖を利用した甘味に舌鼓を打った生徒たちからは「おいしいね」「とても上手にできている」などの感想が聞かれた。
この取り組みは、県産黒糖の消費拡大を図るため、県が5月10日の黒糖の日から9月6日(黒の日)までを黒糖消費拡大キャンペーンと設定し、さまざまなイベントを行ってきた。
今回は、宮古製糖城辺工場に近く、日ごろから交流のある砂川中学校で同キャンペーンを行うことで、生徒たちに地域の基幹産業であるサトウキビと製糖工場について深く理解してもらうことを目的に実施した。
ぜんざいとくずもち作りに挑戦した下地茉希子さん(3年)は「ぜんざいもくずもち作りも初めての経験だがとても楽しい。黒糖を使った料理は日ごろあまり食べる機会がないが、きょうはおいしくできたのでみんなにおいしく食べてほしいし、私もたくさん食べたい」と笑顔で話した。
そのほか、校内では黒糖についてのパネル展や宮古製糖の担当者が宮古の製糖史について紹介。生徒たちは宮古の基幹農業であるサトウキビについて理解を深めていた。