あす大規模避難訓練
地震、津波想定し100団体参加へ
2012年度県広域地震・津波避難訓練が5日、県下一斉に行われる。宮古島市では学校、商業施設、事業所や公共施設など100余りの団体が参加する。同訓練は避難行動に特化した実践的な訓練を通して、防災意識や避難体制の向上などを目的に実施される。
市防災危機管理係は避難行動計画を1度作成し、繰り返し訓練することで、万が一の際には落ち着いた行動で安全に避難ができ、減災につながるとしている。 訓練は同日午後2時に県全域で強い地震が観測され、同2時3分に沖縄本島、大東島、宮古島・八重山地方に大津波警報が発表された想定で行われる。
参加団体は10月24日に市防災危機管理係が実施した説明会の内容に沿って、役割分担や分担内容、避難経路設定などの避難行動計画を作成し、それに沿って各団体が自主的に訓練を実施する。海抜が高く津波の影響がないところは地震避難訓練を行う。
訓練の内容はおおむね大津波警報、避難勧告・指示などの伝達をする避難広報▽市町村または各団体が設定する津波避難場所まで避難する避難行動▽各施設などにおける施設利用者らを誘導する避難誘導▽避難場所設置、運営、応急手当、初期消火なども行う任意実施訓練-など。
訓練終了後は参加団体の責任者が訓練の結果をアンケート票に記入し、市防災危機管理係に提出し、同係が回収後、県に提出する。
県は回収したアンケートを集計分析し、県のホームページなどに結果を公表し、今後の対策に役立てる。