新風会、現職下地氏を支持
来年の市長選 民主、前里氏も表明
来年1月13日告示、同20日投開票の第3回宮古島市長選で、市議会野党最大会派の21世紀新風会(池間豊代表)は6日、市平良庁舎で会見し、すでに出馬を表明している現職の下地敏彦氏(67)を支持することを正式に発表した。また、市議会無会派で民主党所属の前里光恵氏も現職下地氏を支持することを表明した。会見には政党そうぞう代表で県議会議員の當間盛夫氏(那覇市区・改革の会)が立ち会った。
会見で池間代表は下地氏を支持することについて、「現職の下地氏は約4年間の市政運営実績が高く評価できる。われわれと一緒になって取り組んできたことを評価しようということで支持することを決定した」と述べた。
支持決定の理由を①市政を短期間で安定した行政機関へと改革した②定員適正化の着実な実施と市税滞納者、財産使用料滞納者への適切な措置による財政健全化の進行③パイナガマ公園計画の適正価格による整備④ホテルアトール売却とマリンターミナル再建への取り組み⑤市長の政策実現と下地幹郎氏との党派を超えた連携による予算確保等の精力的な取り組み-の実績を評価したと説明した。
池間代表は「政策本意の是々非々で議会活動を続けるという会派の立場は変わらないが、会派所属議員全員で下地氏を推すことを決めた」と話した。
當間氏は「身近にいる市会議員の決定を踏まえて、現職下地氏を推すことを決定している。要請があれば党として推薦する」と述べた。
前里氏は「県連決定ではないが、市議会の代表として新風会と同様の理由で下地氏の支持を決めた」と説明した。また、新風会に所属する下地智氏は6日付で野党議員団会長を辞したことを明らかにした。
会見の後、同会派所属の議員らは市長室を訪れ、下地市長に支持を表明したことを伝えた。