アロエ料理をどうぞ/コーラル・ベジタブル社
消費拡大へ試食会
アロエベラの消費拡大を目的に、コーラル・ベジタブル社が宮古島東急リゾートに試作を依頼した料理の試食会が7日、市役所上野庁舎であった。プロが腕によりを掛けて作った料理は、アロエベラのカツレツなど4品。試食した人たちは、「びっくりするような新鮮な味」「コリコリした食感がいい」などと感想。参加者らは今後のPR次第で、宮古の主要食材になり得るとの見方を示した。
東急リゾートに定番料理として置いてほしいとの、要望も。調理部シェフの丘村潤さんは「ホテルにとって地産地消は、大切な取り組み。今後研究しながら、商品化していきたい」と話した。
石灰岩土壌で太陽光線を豊富に浴びて育つ宮古島のアロエベラは、多種類のミネラルなどを含む、健康食材として評判が高い。
従来はジュースなどに加工してきたが、今回ブランド化を視野に、料理普及による生産・消費拡大に取り組むことになった。
農薬や化学肥料を使わずに育つアロエベラの生産拡大は、地下水保全につながり、エコアイランドの地域イメージも向上すると、相乗効果を描いた。
農産物のブランドは、地域の各家庭で消費され、地域の人々が誇るほどに認知度が高まらないと、確立しないという。今回の試食会は、消費啓蒙の第一弾として実施した。今後、アロエベラフェアの開催も構想している。
アロエのブランド化に向けた取り組みは、琉球大学内に事務局があり産官学の連携をとりもつ沖縄TLOの支援を受けて実施している。