慰霊の日にライトダウン/宮古島市 平和とエコ考える日に
命を考える「慰霊の日・ライトダウン」(宮古島市主催)が23日午後8時から、市街地を中心に行われ飲食店などが照明を落とした。市は「ライトダウンすることで、この日を悲惨な沖縄戦を風化させないと共に、命という観点から平和と自然保護を考える日」として市民に広く協力を呼び掛け実施している。今年で2回目。
市内西里にある飲食店では入り口に「命を考える『慰霊の日・ライトダウン』協力店舗。ただいま実施中」と張り紙し、店内の照明を消し、エコキャンドルをともして接客した。
店主の山本小太郎さん(47)は「慰霊の日は沖縄にとっての終戦記念日。
この日に店に来てくれるお客さんに知ってもらうのは大切なことだと思う。これからも続けていく」と話した。
三重県から観光で西表島に住む友人と宮古を訪れていた平田陽子さん(33)は「慰霊の日があるというのを初めて知った。忘れてはいけない日だと思う」。また山岸史枝さん(32)は「西表島に住んで3年になるが今回宮古に来て初めて知った。大切な日なので休日にするのは良いと思う」と感想を述べた。