自慢の特産品を満載/宮古の産業まつり開幕
「出会い ふれあい感動! みゃーくぬ すぐりむぬ」をテーマに第35回宮古の産業まつりが10日、ダイワドライビングスクール跡地で開幕した。50余の出展コーナーには自慢の特産品や野菜、草花の苗を満載。大勢の市民が、目当ての品を求めてどっと訪れた。きょう2日目は、グルメコンテストなどが行われる。開場時間は午前10時から、午後5時。
宮古の産業まつりは、宮古の産業紹介や、生産者の生産意欲向上、販路開拓、新製品や技術の開発に役立てる目的で開催している。
オープニングセレモニーで下地義治同まつり実行委員会長は「まつりを契機に新たな島おこしを図るため、今後も地域特性を生かした産業振興を目指し、地域経済の自立化に取り組んでいきたい」とあいさつした。
仲井真弘多知事(代読)は「回を重ねるごとに、出品数や品質向上が図られていることは、生産者や企業の熱意と工夫の証」と評価した。
下地敏彦市長は県産・地元産品愛用への気運の高まりと、会場からヒット商品が生まれることに期待した。
物産は宮古の農水産物加工品や野菜、イモ、樹木・野菜・草花の苗、泡盛、友好都市が持ち寄った果物や米など島内外に及んだ。
みゃーくの味加工推進協議会は「ベニイモパイ」と「ベニイモモチ」を現場で作って即売し好評。カツオの加工品や菓子、マンゴーゼリー、ジャムなど約50種類の加工品には女性たちの知恵が輝いた。
宮古特別支援学校は、ダイコンやニンニク、キャベツなどを出品し、午前中に売り切れる人気ぶりだった。
川平正さんは、妻と孫2人の4人家族で訪れた。「今年のまつりは、ブースが多いので楽しい。特に支援学校の子どもたちの頑張りが印象に残った」と感想を語った。
県農業機械士会宮古支部は、昔ながらの技で製造した黒糖と、サトウキビジュースを無料で振る舞った。
新潟県板倉区の地酒や米、静岡県藤枝市の柿やお茶、福島県西会津町のリンゴなども好評を博した。
特設ステージでは、伊舎堂さくらさんやSatokoさんのミニライブ、北中学校吹奏楽部の演奏が披露され、まつりを盛り上げた。