エネ省事務次官らが来島/ケニア
メガソーラー設備を視察
宮古島の太陽光発電システムを見学するため、ケニアから視察団10人が15日に来島。ケニアエネルギー省のパトリック・M・ニョイケ事務次官やベンソン・H・O・オグトゥ在日ケニア大使らが城辺福里にある沖縄電力のメガソーラー実証研究設備を視察した。
今回の視察は、経済産業省の「地球温暖化対策技術普及等推進事業」に採択された「ケニア共和国における再生可能エネルギーを活用したハイブリッド、ミニ・グリッドによる地方電化案件組成調査」の一環として実施。14日に多良間村で太陽光発電実証施設などを見学した後、宮古入りした。
視察には、ニョイケ事務次官、オグトゥ大使のほか政府関係者やエンジニアら計10人と、経産省から同事業の委託を受けているNTTデータ経営研究所(東京)の担当者ら日本人スタッフ5人が参加。沖縄電力の担当者から同設備の概要について説明を聞いたほか、太陽光発電を大量導入した場合の系統安定策を実証する模擬配電系統設備や蓄電用のナトリウム硫黄電池とリチウムイオン電池設備などを見学した。
ニョイケ事務次官は「非常に興味深い。設備のサイズも大きく、モニタリングのシステムも素晴らしい。ケニアにもぜひこのような施設を建設したい」と感想を語った。