「身近なところをきれいに」/掃除に学ぶ会
南小にごみ袋設置台を寄贈
宮古島掃除に学ぶ会(佐和田功代表世話人)は22日、南小学校に、手作りの「ごみ袋設置台」を寄贈した。佐和田世話人は「身近なところからきれいにすることで宮古島全体、地球全体の環境を守ることにつながる。ぜひ利用して」と呼び掛けた。
同校は児童会の栽培委員の提案で、全校児童579人が道路に落ちているごみを一つ拾って登校する「クリーンエコ作戦」を展開している。
贈呈式には全校児童が出席。「これからも学校や地域をきれいにするため、進んでごみを拾っていきます」と環境美化活動に決意を示した。
田場秀樹校長は「身近なところをきれいにする活動が宮古島全体に広がっていく。きれいな街づくりを目指していきましょう」とあいさつした。
ごみ袋設置台には「わたしたちの街をきれいにしましょう」「一日一個で未来が変わる」とエコ作戦の理念を表記。燃やせるごみと資源ごみに分別できるようにした。四隅の突出したピンに、ごみ袋を掛ければごみ箱に早変わり。一目でごみの量が分かるように工夫した。
同校ではさっそく正門を入ったピロティに設置した。
宮古島掃除に学ぶ会は、トイレを中心に掃除を行うことで、自分自身と向き合いながら心も磨くという目的で各学校などで活動を展開している。南小の活動を耳にした同会が「われわれの目的と合致する」として今回、寄贈を思い立ったという。
同会では、この設置台を要望がある学校に寄贈する。連絡先は同会事務局(電話76・6070、パラダイスプラン内)まで。