砂川、長濱教諭を表彰/県教育庁
学校教育で多大な功績
【那覇支社】県教育庁(大城浩教育長)は22日、学校教育関係で多大な功績のあった教諭、事務職員を対象にした2012年度県教育関係職員表彰式を行った。今年度は計13人が受賞した。宮古からは砂川律子さん(下地中教諭)と長濱隆さん(宮古特別支援学校教諭)の2人が表彰された。
砂川教諭は総務省のフューチャースクール事業でコンピューターを効果的に活用した「わかる授業」「楽しい授業」の構築に努め、自主的、自発的な子どもの育成に取り組んでいることが高く評価された。
長濱教諭は音楽教諭として宮古島の音楽教育に尽力。音楽を通して島の中高生の新たな歴史を創設したほか、宮古吹奏楽連盟会長、芸術友の会事務局長など多年にわたり地域教育にも貢献したことが認められた。
砂川教諭は「大変栄誉ある賞を頂き恐縮している。同僚など周りに恵まれての受賞だと思う。心から感謝している。良い授業を行うことができるよう研鑚したい」と喜びと抱負を述べた。
長濱教諭は「今までやってきた活動は何かを目指すというものではなく、音楽教育を島にいかに紹介するかだけを考えてきた。受賞ですべてが終わるわけではないので、手を抜かずに平常心でこれからも活動に励みたい」と志を新たにした。
式典で大城教育長は「本県の教育振興に多大な功績を残された皆さんの足跡は必ずや沖縄の教育発展の礎になる」と述べ、受賞者をたたえた。