島のおいしさ 一堂に/奥武山公園
特産品を展示即売/那覇で離島フェア開幕
【那覇支社】「大好き!島のスペシャリティー」をテーマにした離島フェア2012(主催・同実行委員会)が23日、那覇市の奥武山公園で開幕した。宮古島市や多良間村など県内18離島市町村の特産品や伝統工芸品などが展示即売された。会場には郷友や観光客らが大勢訪れ、お気に入りの品を買い求めていた。25日まで行われる。
離島の個性的な魅力を県内外へ紹介し、島おこしへつなげることなどを目的に毎年開催されている。
期間中、特産品の展示即売をはじめ▽離島の紹介▽離島食堂▽流通商談会▽伝統芸能公演▽島々自慢オークション-など、多彩な催しが行われる。
開会式であいさつした、外間守吉実行委員長は「回を重ねるごとに内容も充実している。県内はもとより県外の方々にも広く知られたイベントとして定着し、離島地域の活性化に大きく寄与している」と開催の効果と意義を強調した。
仲井真弘多知事は「離島振興は県全体の使命。離島の人口を増やし、さまざまな産業を育成しながら長期的振興に取り組んでいきたい」と離島施策をアピールした。
会場にはオープンを待っていた人たちがどっと押し寄せ、お目当てのブースで特産品などを買い求めていた。
宮古島市からは約20の企業・団体が出展し、自慢の品を展示即売。このうち、多良間村のブースでは黒糖の固まりを金づちで一口サイズに砕く実演が人気を博した。
宮古木工芸の展示即売ブースでは仲井真知事が足を止め、同社が製造した三線をつま弾くなどしてPRに一役買った。
宮古島市のコーナーでは、NHKの朝ドラ「純と愛」のポスターを展示、観光地やイベントのビデオ放映などで宮古島観光を広くアピールした。