自信持つ大切さ訴え/渡邉さんが教育講演
特別教育研究会in宮古(主催・高教祖宮古支部)が23日、宮古教育会館であった。講師の渡邉尚久船橋市立南本町小学校教頭は、自信を持つ大切さを強調。子どもたちにはそのために「自信通帳」を付けさせていることを紹介した。
子どもたちは「恐れずに挑戦した時」などに、「自信貯金」をしているという。自らも自信貯金を記帳している。
「自分がきらい」などのマイナスイメージは、親や教師、周りの大人の言葉や態度が原因になっていると指摘。子どもの心を傷つけるような言葉は、絶対に言ってはだめだと注意を促した。
自分に対するマイナスイメージは、「自分に自信を持つことで取り除ける」と持論を展開した。
自信とは「ありのままの自分でいいと思える心、なんとかやれそうだと思える心の強さ」を持つことだと見解を示した。
大人が願う、いい学校への入学や、安定した仕事に就くことは手段であって目的ではないと指摘。航空機事故に遭い死ぬ間際に「知子、哲也(両親)たのむ。しっかり生きろ、哲也立派になれ」-と書いたメモに親の真の思いがこもっていると諭した。
渡邉さんは学校の授業にベストセラーのビジネス書「七つの習慣」を児童向けにプログラム化し、導入している独創的な取り組みも紹介した。