地域づくり協設置で議論/平良地域審議会
市長から諮問受ける
平良地域審議会(富浜浩会長)は26日、市役所平良庁舎で下地敏彦市長から平良地区への地域づくり協議会設置について諮問を受けた。諮問を受けた同会は引き続き第3回審議会を開き、委員らが意見を交わした。
城辺、下地、上野、伊良部地域には市町村合併後、地域の伝統行事の継承や活性化などを目的に地域づくり協議会が設置された。しかし平良地区はさまざまな地域活動の形態や各種団体も多く、それらの集約が困難で地域づくり協議会の設置に至っていない。
平良地域審議会は今年10月に開催された地域審議会合同意見交換会で市に対し、地域づくり協議会の設置を要請。それに対し、市企画政策部の古堅宗和部長が「地域づくり協議会設立について平良地域審議会に諮問し、その答申を待って検討したい」と回答。今回の諮問はそれを踏まえ行われた。
諮問は下地市長に代わって長濱政治副市長が実施。長濱副市長は「地域づくり協議会は地域住民が主体となって、地域の活性化および地域課題の解決に取り組む組織。地域審議会で意見を集約し、提言してほしい」などとする諮問文書を富浜会長に手渡した。
引き続き行われた第3回地域審議会では、事務局が各地の地域づくり協議会の会則や実績報告書、平良地区の行政区別人口や世帯数などについて説明した。
協議会設置について、委員からは「地域でリーダーを選び、その人を中心に検討すべき」や「これまでのように一般から支援事業を公募するのが良いのでは」などの意見が上がった。