11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
社会・全般
2012年12月2日(日)9:00

笑顔カレンダー完成を発表/うむい宮古島

福島視察も報告/藤井会長が協力に感謝


「笑顔カレンダー」の完成発表会と福島視察報告会に参加した市民ら=1日、平良港ターミナルビル

「笑顔カレンダー」の完成発表会と福島視察報告会に参加した市民ら=1日、平良港ターミナルビル

 東日本大震災と原発事故により甚大な被害を受けている福島の子どもたちを、保養のために宮古島へ招く資金造成のため、市民グループ「うむい宮古島」(藤井一郎会長)が作成した「笑顔カレンダー」の完成発表会と同会メンバーによる福島視察報告会が1日、平良港ターミナルビ2階研修室で行われた。


 報告会で藤井会長は「社会に貢献しようと笑顔カレンダー作りに取り組んだ。こうして完成できたのはカレンダーに掲載された笑顔の人たちと、協力してくれた人たちのおかげ。本当に感謝している」とあいさつした。

 同会が作成した「笑顔カレンダー」とは、日付の部分がメッセージと日付を記した用紙を持った市民らの笑顔の写真365枚で埋められた月めくりタイプ。

 10月から市内スーパーやイベント会場などで来場者に参加協力を呼び掛けたり、宮古高校生徒会に協力要請を行うなどして完成した。

 売上げは、すべて福島の子どもたちを宮古島に保養招待するための費用に活用される。

 また、保養プロジェクトの実施に向け、メンバー5人が10月末に被災地の現状や支援ニーズなどを確認する目的で福島県二本松市の視察を実施した。

 視察報告では、食品の放射能測定活動などを行っている「TEAM二本松」理事長で幼稚園を経営する佐々木道範氏や幼稚園に子どもを預けている母親らから話を聞いた様子をDVDで上映した。

 DVDでは日々、放射線量を気にしながら食べ物や遊びにも規制を強いられている小さな子どもたちを思う存分遊ばせたいと涙ながらに訴える姿が紹介された。

 上映後は、視察メンバーが感想を発表し、保養プロジェクトの成功に向け気持ちを新たにした。

 カレンダーの価格は1部500円。今回の完成発表・視察報告会場で販売するほか、沖縄教販宮古店、ブックスきょうはん宮古南店、正文堂、シネマパニック宮古島、うむやすみゃあす・ん診療所などでも販売している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!