きょう対策本部設置/北朝鮮ミサイルで市
北朝鮮が10日から22日までの間に発射を予告している人工衛星と称する弾道ミサイルの打ち上げに関し、宮古島市は5日午後5時に下地敏彦市長を対策本部長とする市危機管理対策本部を設置する。
同日県庁で内閣官房、総務省消防庁、防衛省などが県と関係市町村の担当者に「北朝鮮による『人工衛星』と称するミサイル発射の発表にかかる対応に関する説明会」を開催する。
市からは安谷屋政秀総務部長、砂川一弘総務課長が出席し、帰庁後に説明会の内容を踏まえて市の対策本部を設置する。
陸上自衛隊は今年4月のミサイル発射時と同様、10日から市と自衛隊の調整連絡を任務とする隊員を市役所に配置する。
上野野原にある航空自衛隊宮古分屯基地内では、今年4月に地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)を配置した場所でユンボなどを使い盛り土を施す作業などが進められていることから、今回も4月と同じ場所に配備されると見られている。
PAC3の発射台(ランチャー)を設置する場合、発射時に噴射口から出る熱を飛散させるため、ランチャー後部に盛り土を施す。
地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3) 弾道ミサイルを地上で迎撃する地対空誘導弾。射程距離は20㌔ほどで迎撃地点は地表付近となる。