優秀児童、生徒21人を表彰/宮古教育振興会
文武両道を評価/さらなる飛躍に期待
学習面やスポーツ、ボランティア、文化活動などで優秀な成績を収めた児童生徒を表彰する宮古教育振興会(奈良俊一郎理事長)の表彰式が8日午後、市中央公民館で開かれた。文武両道の活動成果をたたえ小学生7人、中学生14人の計21人を表彰した。会場に詰め掛けた関係者らは表彰された児童生徒たちのさらなる飛躍に期待を寄せた。また、第1回表彰式から浄財を寄付し続けている東京都在住の下地盛栄さん(伊良部出身)にも感謝状が贈呈された。
この表彰式は、心身ともに健全な児童生徒を激励し、有為な人材を育成することが狙い。表彰の対象は▽家庭および地域で優れた活動をしている▽文化活動に優れている▽成績優秀かつ生活態度が他の模範▽スポーツ活動に優れている-などとなっており、各学校の推薦を受けて同振興会理事会が受賞者を決定している。
表彰式で奈良理事長は「今年は節目の10回目の表彰となり、今回受賞する人を含め振興会として延べ199人の児童生徒を表彰した。受賞した皆さんの活動とひたむきな努力は本当に素晴らしい。世界にたった一つしかないこの賞状を大切にしてこれからも頑張ってほしい」と激励した。
また、下地敏彦市長も「皆さんはこれからも周囲のリーダーとして各方面で活躍してほしい」と激励のあいさつを行った。
この後、受賞者一人一人を表彰。緊張した面持ちの受賞者たちは、賞状を受け取って受賞の喜びをかみしめていた。
宮原小6年の狩俣有沙さんは、児童会長としての活動や文化面で作文や理科自由研究で優れた実績を残したことが評価された。受賞者代表あいさつでは「これからも支えてくれる人たちへの感謝の気持ちを忘れずに『自分に自信の持てるもの』を持っていろいろなことに挑戦したい」と意気込みを示した。
砂川中3年の源河美乃里さんは、高い文書表現力で各種コンクールで優れた成績を残したことが高く評価され受賞。「支えてくれた人、経験、たくさんの思い出が心の支えになった。この感謝の気持ちを忘れずにこれからも夢に向かって努力したい」と述べた。
そのほか、感謝状を受け取った下地さんも、宮古の子どもたちのさらなる飛躍に期待を寄せるあいさつを行った。
会場には同振興会のメンバーをはじめ、父母や学校関係者が多数来場して受賞者を祝福。他の児童生徒の模範となるこれまでの活動をたたえていた。
受賞者は次の通り。
【小学校】與那覇誠也(北6年)▽友利怜央(東6年)▽上松碧生(久松6年)▽狩俣有沙(宮原6年)▽砂川まき(西辺6年)▽根間陽佳(狩俣6年)▽平安山将平(城辺6年)
【中学校】下地龍斗(平良3年)▽砂川美紅(北3年)▽新里巧馬(久松3年)▽川田賢也(鏡原3年)▽中村勇登(西辺3年)▽山口翔平(池間3年)▽下地涼香(城辺3年)▽松原セイラ(福嶺3年)▽源河美乃里(砂川3年)▽長崎誠(下地3年)▽大島玄理(来間3年)▽渡真利綾汰(上野3年)▽平良李音(佐良浜3年)▽平良茜(伊良部3年)