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産業・経済 社会・全般
2010年6月18日(金)17:02

カボチャ/2億円の大台突破

本土で好評を博している宮古産完熟カボチャ(資料写真)

本土で好評を博している宮古産完熟カボチャ(資料写真)

合併以降初、3年間倍増傾向/伊良部が全体の5割占める
 JA取扱の2009年期作(1~4月出荷)カボチャ販売額が02年の全県単一合併以降では初めて2億円の大台を突破した。生産農家数や栽培面積が大幅に増えたのが要因。16日のJA宮古地区かぼちゃ専門部会で報告された。10年期作は販売額2億6600万円、出荷量760㌧を目指す。
 
 JAのカボチャ販売額は、07年期作が5300万円、08年期1億2000万円、09年期が2億500万円と3年間は倍増傾向。栽培懇談会を数多く開催し、JAの販売体制に理解を得たのが、功を奏しているという。
 
 09年期の生産農家数は、前期比50%増の135人。面積も7・7㌶と、同比88%増えた。出荷量582㌧(同比78%増)、反収755㌔だった。
 
 支部別の出荷量は、伊良部(324㌧)が最も多く全体の55%を占めた。
 
 カボチャは07年、拠点産地に認定された。ブランド化に向け、栽培技術の底上げや、消費者の「安全・安心」指向に対応して、農薬使用基準の順守と防除日誌記帳を徹底している。
 
 販売戦略については「亜熱帯野菜としての魅力をアピール」する方針。09年期作は出荷箱に「宮古島産」を表示した。
 
 10年期作の重点事項に①秀品率の向上②土づくり徹底による大玉生産出荷率の向上③信頼される「安全・安心なカボチャづくり」-などを挙げている。
 
 宮古では以前カボチャ栽培が盛んに行われ、1980年の出荷量は約2700㌧、販売額6億3000万円に達した。その後、外国産に押され激減。近年は外国産野菜の残留農薬問題に伴い、国内産指向が強まり、以前の元気を取り戻しつつある。


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