きょう3日攻防突入/衆院選
激しい追い込みへ
【那覇支社】第46回衆議院議員選挙は、きょう13日から3日攻防に突入する。四つの沖縄選挙区では過去最多の19人が立候補。沖縄第4選挙区では新人の魚森豪太郎(34)=維新、元職の西銘恒三郎(58)=自民、新人の大城信彦(45)=民主、前職の瑞慶覧長敏(54)=無所属、新人の真栄里保(56)=共産=の5氏が選挙終盤戦の激しい追い込みに入る。各候補者の選対本部はフル稼働の態勢で集票活動などの運動を展開している。
沖縄4区から出馬した5氏は12日までに宮古での遊説や演説会、支持者回りなど、一通りの選挙活動を終えている。3日攻防以降は大票田の沖縄本島南部地区での活動を中心に運動を展開していく考えだ。
3日攻防突入前日の12日、候補者が候補者カーでスポット遊説や車内からの訴え、支持者へのあいさつ回りなどで奔走する中、候補者の選対本部では支持者らが電話作戦や戸別配布する公選ビラの折り込み作業などに追われていた。
また、選挙区内各所に設けられた各候補者の選挙事務所でも支持者を総動員してのビラ配布作戦を展開。選挙事務所の関係者は「選挙終了日までに選挙区内の家庭に公選ビラを全戸配布する予定だ」と話し、今後、選挙運動に拍車を掛けていくことを話した。
県選挙管理委員会は同日、投開票日に備えてのリハーサルを実施。各地区からの電話連絡を受けて、投開票時における集計作業などを予行演習した。選管職員は「今回の選挙は候補者が多数となったことなどから、作業の段取りをこれまで以上に工夫しなければならない。投開票が円滑に進められるよう、各市町村と連携しながらしっかり取り組みたい」と話した。
12月3日登録(9月2日現在)の全県選挙人名簿登録者数(在外選挙人を含む)は109万9554人。沖縄4区は26万9386人(男13万3016人、女13万6370人)となっている。