来年3月まで片側通行/平良西原の道路崩落
災害復旧工事が急ピッチ
大雨の影響による地滑りで崩落したとみられる平良西原の一部道路の復旧工事が急ピッチで進められている。現場の車道は片側通行となっており、工事が完了する来年3月まで現状の規制が敷かれる見通し。
工事を担当する県宮古土木事務所によると、現在は年明け以降に施工する本体(擁壁)工事に向けての基礎工事を行っている。
工期は来年3月3日だが、ここまでは予定通りに進んでいるという。同事務所は「早ければ2月いっぱいには終えられる」とした。同工事は災害復旧という位置付けで国庫補助を受けて施工されている。
道路の崩落現場は平良西原の県道83号の歩道部分。真謝漁港入り口から南静園方面向け数百㍍の地点で、8月の台風接近に伴う大雨の影響で地滑りを起こしたものとみられる。
同7日に最初の崩落が確認され、同31日には再び崩れ落ちた。歩道を中心に長さ約25㍍、幅は最大で10㍍にわたって崩落した。
この崩落によって歩道部分に埋設されていた農業用水の送水管が折損し、平良大浦西や島尻、狩俣集落で農業用水が利用できなくなった。管理する宮古土地改良区が送水管の復旧工事に当たり、停止から約半月で送水を再開させた。