沖縄の記憶を展示
比嘉豊光・山城博明写真展/城辺公民館で開幕
城辺出身の報道カメラマンで、現在も写真家として活躍する山城博明さんと宮古の祭祀や生活を記録し続けた比嘉豊光さんの写真展「時の眼-沖縄」(主催・同宮古実行委員会)が14日、市城辺公民館で始まった。16日まで。
会場にはカメラのファインダーを通して2人のカメラマンが撮った沖縄の歴史、文化、事件など沖縄が歩んできた記憶が展示されている。
また、1970年代の宮古の祭祀や人々の生活も写真で紹介され、訪れた人たちは一昔前の宮古島の様子に食い入るように見入っていた。
同実行委員会の下地和宏委員長は「この内容の写真展が今後、宮古で開催されるのはほとんど困難だと思うのでぜひ、このチャンスに会場に訪れて沖縄、宮古の歴史に触れてほしい」と呼び掛けた。
2人の写真展は、今年5月に浦添市美術館、同9月に宜野湾市の佐喜眞美術館で巡回開催され、大きな反響を呼んだ。
2人とも宮古とゆかりの深く、宮古での写真展開催を求める声が強かったことから、今回の写真展が実現した。
入場は無料で、同実行委員会では多数の来場を呼び掛けている。問い合わせ先は電話090・1944・7995(同実行委員会・池間)まで。
また、最終日の16日午後2時からは同公民館において「復帰40年みゃ-く文化を見つめ直す~次代へ」とのテーマで、比嘉さん、宮古郷土史研究会の宮川耕次さん、下地恵子さん(のーがらーやー)パネリスト3人によるシンポジウムも行われ、同研究会の下地和宏さんがコーディネーターを務める。