県吹奏楽コンで金賞/宮高吹奏楽部
打楽器チームは九州大会へ/打楽器五重奏・サクソフォン七重奏
第37回県吹奏楽アンサンブルコンテスト(主催・県吹奏楽連盟ほか)の高校・大学部門が15日、うるま市のうるま市民芸術劇場で開かれ、宮古高校吹奏楽部から出場した打楽器五重奏チームが最高得点で、サクソフォン七重奏チームが第2位の得点で金賞を獲得。打楽器五重奏チームは2月に開催される九州大会への出場権を得た。16日には宮古空港で受賞報告が行われた。
同コンテスト高校部門には37チームが参加。審査得点の上位チームに金賞が、上位4チームには九州大会出場権が与えられる。しかし、規定で同一団体から1チームのみと定められていることから、宮高サクソフォンチームは涙をのむ結果となった。
空港で行われた受賞報告では、打楽器五重奏パートリーダーの平良真紀子さん(2年)が「金賞を取ることができ九州大会への派遣が決まった。これも支えてくれた人たちのおかげ。それを忘れず、九州では全国大会を目指し頑張りたい」、サクソフォン七重奏パートリーダーの神山奈々さん(同)は「結果は金賞だったが九州大会出場は果たせなかった。この悔しさを力に、これからの練習を頑張りたい」とそれぞれ語った。
奈良俊一郎PTA会長は「本当におめでとう。サクソフォンチームが九州大会に進出できないのは仕方がないこと。ただ、これまでの努力が無駄になるものではない。今回を糧にこれからも頑張ってほしい」と激励。川満健校長は「打楽器チームは先輩ができなかった九州大会突破をして全国大会で素晴らしい演奏をすることが、サクソフォンチームの励みになる。サクソフォンチームは悔しいが、自分たちの演奏に胸を張ってほしい」と語った。
同校吹奏楽部の下地秀樹顧問は「九州大会は常連になっているので、今年は全国を目指し頑張りたい」との考えを示した。