イベント 社会・全般
2010年6月16日(水)17:16
「サッサイ、サッサイ」/子どもたちが豊作祈願
平良島尻で13日、伝統の豊作祈願行事「ズーコーモーイ」が行われた。子どもたちが全世帯を訪ね、玄関前で円を描いて歌い踊った。
子どもたちは、米がますからあふれるほどの豊作を祈る「ズーコーモーイ」の言葉を高らかに叫び、「ウプユーナラウシ(大豊作にさせてください)」と掛け声を上げ、「サッサイ、サッサイ」と大地を踏みしめて踊った。
力強く踊る子どもたちを住民らは目を細めて見詰めていた。踊り終えると、お礼のお菓子を手渡した。
お礼は以前、新米で握ったおにぎりだったが、現在はお菓子に姿を変えて引き継がれている。
子どもたちは、自治会関係者から行事の由来や意味などについて説明を受けた後、2班に分かれて151世帯をすべて回った。途中では「疲れたよー」などと話しながらも最後までやり遂げた。
先導したアルバラード武蔵君(宮島小5年)は「やっていて楽しい。お菓子をもらえてうれいい」と笑顔で話した。