返り咲きに「ばんざい」/西銘さん
支持者と共に喜び爆発/「徹底的に仕事する」と決意
【那覇支社】「ばんざーい、ばんざーい」。衆院選の投開票が行われた16日、沖縄4区に立候補した西銘恒三郎さんの選対本部は当選の知らせに沸き返った。テレビ中継が始まった午後8時の「当確」に支持者らは「信じられない」「圧勝だ」と感動を分かち合うとともに、「地道な運動が評価された」と返り咲きを喜んだ。西銘さんは「応援してくれた皆さん一人一人の当選だと思う。この思いを忘れることなく、徹底的に仕事をして県民の皆さんに恩返しをしたい」と抱負を語った。
「(前回落選した)3年4カ月前を忘れるな」との横断幕が張られた事務所内は、多くの支持者らが詰め掛け熱気むんむん。午後7時50分ごろ、黒いスーツに黄色のネクタイ姿の西銘さんが現れると事務所内の雰囲気は最高潮に達した。
ともに運動を展開した幹部らとがっちりと握手を交わし、最前列の椅子に座ると、正面に設置された4台の大型テレビに見入り「吉報」を待った。
午後8時テレビから「西銘氏当確」のテロップが流れると事務所内は「やったー」「当選だ」との歓声が響き渡った。
興奮冷めやらぬ中、支持者らと「万歳三唱」を行い、喜びを爆発させた西銘さんはマイクを手に「多くの皆さんに支えられ、この日を迎えることができた」と喜びの第一声を放った。
続けて「皆さんの熱い気持ちをしっかりと受け止め、初心を忘れずに、全力で頑張りたい」と決意を示した。
宮古島市と多良間村の有権者に対しては「前回選挙でも大変お世話になった。今回も多くの人が支持してくれて感謝している」と述べた。西銘さんはきょう17日に宮古入りし当選を報告するという。
娘の久美子さん(29)と麻友子さん(25)が花束を贈呈。妻の雅子さんは「長かった3年4カ月、これからも健康面を支えていきたい」と感激した様子で語った。
選対本部長の外間盛善さんは「親せき、知人、友人みんなが本人に成り代わって絶対に当選させるんだという気持ちが一つになった」と勝因を述べた。
仲里利信後援会長は「有権者に約束したTPP反対や福祉の充実などの実現へ、仲井真弘多知事とスクラムを組んでやってくれると思う」と期待した。