ライトダウンに使って/手づくりキャンドル140個寄贈
放課後子ども教室の児童
宮古島市が提唱している慰霊の日ライトダウンの取り組みに呼応し、放課後子ども教室でエコキャンドルづくりを行った小学生たちが15日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね「ライトダウンに使って」と約140個のキャンドルを寄贈した。
慰霊の日の夜に照明を落とし、キャンドルの明かりで過ごすことで、戦没者に哀悼の意を表するとともに、消費電力を抑えてほしいとの考えから、宮古島市が昨年から実施を呼び掛けているライトダウン運動。キャンドルづくりを通して戦争について子どもたちが考える機会にしてほしいとの思いから、今年は市が放課後子ども教室にキャンドルの作成を依頼。平良第一、狩俣、宮島、宮原、佐良浜、来間の6教室で実施された。エコキャンドルは、家庭から出た廃油を利用し、クレヨンで色づけして作成された。
寄贈に訪れた子どもたちを代表して、平良第一小6年の戸田桃歌さんは「放課後教室のみんなで作りました。ぜひ慰霊の日のライトダウンに使って下さい」との思いを述べた。
下地市長は「少しの間でも電灯を消して、ろうそくの温かな光の下でいろいろ考えて、絶対に戦争をしてはいけないとの思いを深めてほしい」と慰霊の日ライトダウンの意義を説明した上で「みんなが作ったろうそくを配って、平和な宮古島を作るために、みんなで努力しましょう」と語った。