重点に飲酒運転根絶/年末年始交通安全出発式
「一滴が涙に変わるその飲酒」をスローガンとした2012年度年末・年始の交通安全県民運動(主催・市交通安全推進協議会)の出発式が20日、市中央公民館で開かれた。宮古島地区交通安全協会や宮古島署などの関係機関が一堂に集い、運動の重点となる①飲酒運転の根絶②子どもと高齢者の交通事故防止(特に歩行者事故の防止)③全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底-に取り組んでいくことを確認した。
同運動は21日~来年1月4日までの15日間。期間中、さまざまな場所やイベントなどで交通ルールの順守と正しい交通マナーの実践を呼び掛ける。
主催者を代表して同協議会会長の下地敏彦市長は、沖縄県は飲酒運転絡みの事故が22年連続で全国ワースト1となっていることや、宮古島市では飲酒運転検挙件数が100件を超えている現状を指摘。「これから年末年始に向け忘年会や新年会など酒を飲む機会が増える。市民総ぐるみで交通事故がなくなるよう協力をお願いする」とあいさつした。
宮古島署の宮城英眞署長は「家庭、地域、職場が一体となり、運動を盛り上げるとともに交通安全思想の普及高揚に努めてほしい」と訴えた。
宮古地区交通安全協会の宮里敏男会長が「飲酒運転を根絶し、交通事故のない安全で住みよい宮古圏域を実現するため、家庭や職場、地域が一体となって交通安全運動を積極的に推進する」とした宣言文を読み上げ決意を示した。