年末年始警戒活動実施
警察や行政200人で夜間パト
警察や行政、各地区防犯協会などによる年末・年始総合警戒街頭活動が21日夜、市内各地で行われた。約200人が参加し、パトロールをしながら市民に鍵掛けや自転車の登録励行で盗難防止を呼び掛けたほか、飲酒絡みによる事件や事故に巻き込まれないよう注意を促した。
地域の安全は地域自らの手で守り、安心、安全なまちづくりを推進することが目的。
年末年始は忘年会や新年会など、飲酒の機会が増えることや小中高校が冬休みに入ることから、毎年この時期に実施している。
宮古島署で出発式があり、宮城英眞署長は「安心、安全な街づくりは警察だけでなく、市民の協力がなければ達成できない。地域の皆さんと一緒になって犯罪のない島づくりにまい進していく」と決意を示した。
宮古島地区防犯協会の前川尚誼会長は「『住めば宮古』をPRしながら安全な島づくりを訴えよう。観光客も安心して訪れる島をつくっていこう」と呼び掛けた。
長濱政治副市長は「年末は1年間張り詰めていた気持ちが緩み、開放的になり事件や事故の発生が心配される。冬休みに入った子どもたちを狙った声掛け事案などの発生も予想される」と述べ、被害の未然防止に向けた注意喚起の必要性を強調した。
この後、参加者たちは4班に分かれ、西里通りや通称イーザト周辺など市内中心地の巡回パトロールを実施。道行く人やドライバーらにチラシを配布し、注意と協力を呼び掛けた。
警戒街頭活動は来年1月4日まで市内各地で展開する。