キビ操業が始まる/宮古製糖
トップ切り伊良部で/初日糖度の14度まずまず
20012~13年産の製糖操業が宮古製糖伊良部工場(渡久山和男工場長)で25日、宮古地区のトップを切って始まった。今期は前期より2万㌧多い5万6000㌧を見込む。今後の冷え込みで甘蔗糖度の上昇が期待されている。
同製糖多良間工場は年明けの1月6日、宮古本島の宮古製糖工場と沖縄製糖工場は8日にそれぞれ操業を開始する。
この日の原料搬入は392㌧、甘蔗糖度は最高が16・4度、最低11・9度。平均14・06度でまずまずのスタート。
操業開始セレモニーで、宮古製糖の安村勇社長は「前期は台風などの被害で不作となった。当期のキビは11月ごろから順調に育ち、糖度は今後の冷え込みで緩やかに上昇すると期待されている。操業は安全が第一。無事故・無災害で陸上・海上の輸送にも万全を期したい」とあいさつ。
長濱政治副市長は「農家のキビは余すことなく搾り、高い値段で売れるのが期待されている。農家のために立派に操業してほしい」と述べた。
安村社長、長濱副市長、市議会の平良隆議長、宮古農林水産振興センターの與那嶺宏明所長、宮古地区トラック事業協同組合の奥濱貞夫理事長らが、稼働中のベルトコンベアに向かってキビ束を投げ入れ、操業が本格化した。
次いで安村社長、長濱副市長らが鏡割りで景気づけた。