クマザリゾート着工/来年GWオープン目指す
コテージ30棟を整備へ
クマザホテル&リゾーツ(本社宮古島市、白川純代社長)がリゾート開発計画を進めている城辺長北のクマザ海岸で、施設の建設工事がこのほど始まった。工事は3期に分けて行い、コテージは30棟を整備する。1期分はコテージ5棟(7戸)とレストラン。オープンは、来年5月のゴールデンウイークを目指す。
開発面積は、約3万平方㍍。城辺地区では、初のリゾートとなる。
クマザリゾートは、地元産無農薬野菜や鶏肉、蜂蜜などを食材にした料理の提供を特徴とする。キーワードは「食による健康づくり」と「地産地消」の促進。レストラン1階には、ニューヨークで人気の高い「ローフード」のレストランがオープンする。
ローフードは、48度以上の熱を加えないで作る健康野菜料理。一般の人も利用できる。ニューヨークに本店のあるレストランで、日本進出はクマザが初めてという。2階は、和食レストランになる。
同社は2008年に、クマザ農園を開設し米や野菜栽培、鶏の飼育、養蜂などの技術研究に取り組んでいる。
クマザ海岸は、東西に白い砂浜が長く延びる風光明媚な所。海は澄み切って海水浴に向く。コテージはスイートルームで、砂浜の背後に建設する。庭とプールを備える。
クマザリゾートの開発許可は、11年3月15日に下りた。その少し前の11年3月11日に東日本大震災が発生したことに伴い、地震や津波対策基準が強化されたために、設計変更となり、オープンは当初予定の12年5月から1年遅れとなった。